【開催報告】国際シンポジウム「Physical activity, fitness, and health of children」
「Physical activity, fitness, and health of children~子どもの身体活動、体力、健康~」
【日 時】: 2023年9月5日(火)14:00〜16:00
【会 場】: さくらキャンパス 3号館 4階 401号室
【使用言語】:日本語、中国語、英語
【プログラム】
14:00- 開会挨拶 内藤 久士 (スポーツ健康医科学研究所長)
14:05- 「Projects on movement behaviours and children’s growth & development」柯 丹丹(復旦大学)
14:30- 「Nutrition, physical activity and health in early life」 何 更生 教授(復旦大学)
14:55- 「Digital interventions and physical activity promotion in children」陸 大江 教授(上海体育学院)
15:20- 「Introduction of Kao’s baby research to support the healthy growth」露木 智咲 (花王株式会社)
15:45- 総合討論
令和5年9月5日(火)、中国から3名の先生をお招きし「Physical activity, fitness, and health of children~子どもの身体活動、体力、健康~」というテーマで国際シンポジウムを開催いたしました。はじめに講演していただいた柯丹丹先生は、2020年3月、順天堂大学博士後期課程を修了され、現在は復旦大学で博士研究員をされています。中国の幼稚園を中心に運動介入や栄養などの教育レクチャーを行い、子ども達の体力向上にどのような影響を与えたかという研究についてお話いただきました。柯先生の指導教員である何更生先生からは、子どもの肥満についてご講話をいただきました。近年、中国では子どもの肥満が社会問題になっており、小児肥満の1/3が成人期の肥満に繋がることから、予防や改善策が求められているそうです。
次に登壇いただいた陸大江先生は、ご自身の研究グループで開発された運動介入のアプリやスマートスポーツについてお話をしていただきました。中国では、様々な分野でスマート化が進んでおり、学校現場でも活用しているようです。ゲーム感覚で楽しみながら運動ができるスマートスポーツは人気が高く、VR・ARと融合した体験施設が増えているそうです。最後に共同研究を行っている花王株式会社の露木智咲さんに、幼児期(1~3歳)の生活習慣と心理社会的健康の関係についてご講話いただきました。
同シンポジウムは、研究分野の垣根を超え多くの学生、教職員が参加し、盛況のうちに終えることができました。
中国の教育システムや社会動向を知る大変貴重な機会にもなりました。