【開催報告】第1回アウトリーチ活動 -順天堂Lab(ラボ)体験-からだを科学しよう!

2022.11.18

2022年11月5日(土)順天堂大学さくらキャンパスでアウトリーチ活動「-順天堂Lab(ラボ)体験-からだを科学しよう!」が開催されました。

【開催概要】
⽇  時:2022 年 11 ⽉ 5 ⽇(⼟)8 時 40 分〜12 時00分
場  所:順堂⼤学 スポーツ健康医科学研究所 1 階、体育館(第二コスモホール)
参加者:⼩学生9名、年長1名、保護者 9名
参加費:無料

【プログラム】
8:40~ オープニングセレモニー
9:00~   企画① 1部:かけっこを科学してみよう!
10:00~  企画②:ミクロの世界をのぞいてみよう
11:00~  企画① 2部:かけっこを科学してみよう!
11:30~  クロージングセレモニー

企画①1部「かけっこを科学してみよう!」では、走動作の測定を行いました。測定の前には、普段走る機会の少ない陸上競技場で走る体験時間を設け、ジョギングと準備体操、またスターティングブロックを使ったスタートダッシュの体験をしてもらいました。その後、体育館へ移動し、走動作の測定を実施しました。参加者の身体(肩峰・肘関節・手関節・大転子・膝関節・足関節・第五中足骨部分)に反射マーカーを貼付し、走っているところを撮影しました。スマートフォンで撮影出来るため、ご家庭でも手軽に測定が可能です。

2部では、撮影した走動作の分析と比較を行い、速く走るためのコツについて講義をしました。1人ずつ解析シートを配り、お手本の走りと自分の身体の動きが、どのように違うかを分析してもらいました。自身の走動作を定規や分度器で測り分析、また発表してもらうことで、最後まで集中して取り組んでもらえました。

 
 

企画②「ミクロの世界をのぞいてみよう」では、普段あまり使用できない顕微鏡を用いて、子供達に身近なサンプルを観察してもらいました。
まず、栄養の講義では、お米を題材に稲穂や玄米、精米の実物を見せ、食育を行いました。お米の種類の違いを伝える場面では、デジタル顕微鏡を用いて玄米と精米をモニターに映し、異なる部分を観察してもらいました。
次に、顕微鏡の種類(生物顕微鏡、実体顕微鏡、デジタル顕微鏡、蛍光顕微鏡)、使用方法の説明をしました。今回は実際に顕微鏡に触れ、自分で操作することが目的だったため、サンプルの中から見たいものを、自由に選べんでもらいました。サンプルは子供が興味のありそうな虫やお菓子など、身近にあるものをメインに用意しましたが、なかには脾臓の組織に興味をもつ子やデジタル顕微鏡で自分の指や髪の毛を観察している子もいました。子供はもちろん、保護者の方も夢中で観察されていました。

 

   

今回参加いただいた子供達には、この体験を通して研究をより身近に感じてもらえたのではないでしょうか。
どうして?なぜ?という疑問を大切に、そこから新たな学びや発見をしてほしいと思います。