2024年度 体格・体力累加測定が行われました
令和6年10月23日(水)に、第56回「順天堂大学体格体力累加測定」がさくらキャンパス第1体育館にて開催されました。今年はスポーツ健康科学部の入学定員が600名となって4年が経過し、過去最大の参加者(約1800名)となりました。測定は、体格と体力に関する項目で身長、体重、握力、垂直とび、反復横とびを実施しました。体格体力測定の他に、競技歴や運動・生活習慣の調査を行いました。
1969年に旧体育学部の行事として始まった累加測定は、2016年からはスポーツ健康医科学研究所の研究プロジェクト「順天堂大学体格体力累加測定研究(J-Fit+ Study)」に位置づけられ、卒業生を追跡調査し、大学時代の体格・体力やスポーツ経験がその後の健康等に及ぼす影響を検討しています。今年度は、剣道部員の現役時代の握力と卒業後の握力の関係を分析した研究を国際誌で発表しました。
【論文】Abe T, Machida S, Nakamura M, Kohmura Y, Suzuki K, Abe A, Nakano M, Loenneke JP, Naito H. Tracking handgrip strength in Kendo athletes from university to middle and older adulthood. Am J Hum Biol. 2024 Sep;36(9):e24082.
半世紀を超えた累加測定は、次の半世紀に向けて進化を続けています。研究成果の一部は一般向けの記事としてもまとめています。今後も在学生の体格・体力測定を累加継続するとともに、同窓生を追跡していきますので、同窓生の皆様の御協力をお願い申し上げます。また、これらのデータは匿名化したうえで様々な研究に利活用されることを目指しています。多くの研究者の参画をお待ちしております。
【記事】スポーツ栄養WEB「健康リスクマーカーである「握力」をスポーツで鍛えることで、健康寿命が延伸するか?」(2024年07月11日) https://sndj-web.jp/news/002854.php