センターについて

概要


当センターは、難治性疾患病因の解明ならびに治療法開発の重要性に鑑み、難治性疾患の制圧に向け次世代の医学・医療に貢献する人材の教育・研究・診療のための基盤を整備し、基礎ならびに臨床研究の推進を安定的に図る目的で、平成28年4月1日に設立されました。
初代センター長は新井一(現学長)が務め、翌平成29年5月より岡﨑康司教授が2代目のセンター長として着任しました。
ゲノム医学研究・難治性疾患実用化研究室と難治性疾患・再生医療実用化研究室の2室をコアとし、難治性疾患診断・治療学講座、糖鎖創薬研究室(平成28年10月より)、赤澤研究室(令和元年8月より)と密接に連携しています。

センター長あいさつ

岡﨑 康司 センター長(難治性疾患診断・治療学 教授)

順天堂大学は平成30年(2018年)に創立180周年を迎え、グローバルな視点から積極的に社会にかかわり、世界的な研究・教育・臨床拠点として、次世代をリードする諸活動を展開しています。研究においては、卓越した研究者が集い成長していく学術環境を拡充し、世界的水準での魅力ある研究や新しい学問分野・融合研究の発展及び創成を促進してきました。
本センターは、平成28年(2016年)、順天堂B棟7階に、ゲノム医学研究と再生医療実用化研究を推進する目的で整備されました。令和2年(2020年)に順天堂大学医学部附属順天堂医院が、全国13番目の臨床研究中核病院として承認されたことを受け、臨床研究や臨床治験を行っていく上でも基幹研究施設の一つとしての位置づけをもっています。
難治性疾患の病因・病態解明と治療法の開発に重点をおく、基礎および臨床研究の意義は非常に大きいものと考えます。難治性疾患の制圧に向けて今後何をどのようにすべきか、同センターで中心となって活躍する若手研究者、大学院生さらには学部生とともに考え、その課題を克服すべく研究を推進していきたいと考えます。同センターは臨床各科と基礎研究を密に結びつけるトランスレーショナルリサーチを加速化させるために、2つの部門、すなわち「ゲノム医学研究・難治性疾患実用化研究室」と「難治性疾患・再生医療実用化研究室」から成り立っています。
「ゲノム医学研究・難治性疾患実用化研究室」では、難治性疾患診断・治療学講座が主体となって、学内外の各領域における研究者と幅広く連携し、ゲノム医療の実現に焦点をおく専門性の高い分野特化型、あるいは基礎・臨床分野横断型の共同研究開発体制を構築しています。「難治性疾患・再生医療実用化研究室」では、細胞培養センター(CPC)を配備し、様々な臓器由来の体性幹細胞や人工的多能性幹細胞(iPS)の樹立を視野に入れ、多くの難治性疾患に対する有効な薬剤の創出や患者固有の細胞治療法を開発することにより、先端的な医療臨床研究の拠点形成を目指してまいります。
このように同センターでは専門性の高い二つの部門を中心に、若手医師・研究者・大学院生が参画しやすい環境を整え、難病の診断と治療に関する教育、研究、診療のための実施体制を確固たるものとして、社会へ貢献してまいります。

研究施設・設備

当センターでは、これらの機器を用いてヒトゲノムを解析しています。

ゲノム医学研究・難治性疾患実用化研究室

ゲノム解析機器

我々の取り扱う臨床ゲノム情報は厳重なセキュリティのもと管理されています。当センターは、東北メディカルメガバンク(ToMMo)と専用回線で接続した地域拠点の一つになっており、ToMMoの所有する日本人ゲノム情報にもアクセスする事ができます。

難治性疾患・再生医療実用化研究室

セルプロセシング室(CPC)

CPCには清浄度管理された環境下で治療に供する細胞を調製できる細胞調製室が4室(閉鎖系調製室1室、開放系調製室2室、拡張スペース1室)備えられています。各部屋独立した細胞調製が可能でアカデミアにおける多様性のある共同利用施設となっています。

試験室

試験室はCPCで加工・製造された再生医療等に供する細胞の機能・品質を検査するために整備されており、細胞の品質管理のための機器として、無菌試験、エンドトキシン否定試験、マイコプラズマ否定試験に使用する機器のほか、細胞の品質特性、機能等を検討するためにセルソーターが備えられています。

研究事業助成金

2017年度

文部科学省 私立大学研究ブランディング事業 「スポーツ科学による”Health Creation”」

2015年度

私立大学等教育研究施設整備費補助(私立大学等改革総合支援事業)