市民公開講座

主  催:順天堂大学大学院 医学研究科 静岡災害医学研究センター
後  援:順天堂大学医学部附属静岡病院、伊豆の国市、一般社団法人田方医師会
日  時:2019年2月7日(木)17:30~18:30
会  場:順天堂大学医学部附属静岡病院 管理棟4階 第一会議室
講  師:順天堂大学医学部附属浦安病院 救急診療科 日域 佳
参加人数:45名
そ の 他:手話通訳付き

開渠側溝の危険性に関して、よりたくさんの方に知っていただく必要があることから、高齢者が開渠側溝に誤って落ちて救急搬送された症例をあげ、その危険性について講義されました。
また、当院に搬送された開渠側溝が関連する怪我を追った症例60例から、その特徴を調査した結果をまとめました。
症例のうち62%が入院を要するもので、その中でも65歳前後の高齢者が多いことがわかりました。
受傷機転は、歩行中が最も多く、車/バイク/自転車の運転中と合わせて半数以上を占める結果となっています。

側溝によりバランスを崩し上半身から受傷する、もしくは墜落やはまり込みのため、部位としては頭部・顔面、胸部、四肢外傷が多く、死に至る場合もあります。
開渠側溝による怪我は非常に危険なので、道路を通行の際は車道、側溝から安全な距離を保つなど、一人一人が十分に注意をする必要があります。
今後の予防的措置として、蓋のついた側溝、ガードレール設置、夜間街灯設置など、行政による速やかな対応も必要と考えられます。

講師:日域 佳 助教

会場:質疑応答の様子

順天堂の救急について

救急とは
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順天堂の救急

順天堂の医学部附属病院は東京、千葉、埼玉、静岡に合計6病院が存在します。
そのうち順天堂大学医学部附属静岡病院、浦安病院は三次救急医療機関に属しドクターヘリ、ラピッドカー等病院前救護にも力を入れています。
座談会「順天堂の救急」~地域に貢献する附属病院の救急部門 - オール順天堂としてさらなる飛躍を

静岡病院の救急

順天堂静岡病院が救命救急センターとしての機能を果たすために、
・静岡県東部、伊豆半島の住民の皆様
・各消防本部、救急隊の方々
・1次、2次医療機関の方々
これら皆様の多大なご理解、ご協力をいただいており、ドクターヘリの有用性を高めることができています。
2018年には、安全運行10000回を達成しました。

ドクターヘリは、伊豆長岡の静岡病院から下田までの約40kmを15分で走行します。

浦安病院の救急