これまでに順天堂大学スポートロジーセンター「骨格筋機能が脳血管障害、認知機能障害に及ぼす影響:Community-based study」のベースライン調査および5年後調査へご協力頂いた皆様へ 【関西福祉科学大学との共同研究への情報使用のお願い】
日頃より、順天堂大学大学院医学研究科スポートロジーセンター「骨格筋機能が脳血管障害、認知機能障害に及ぼす影響:Community-based study」(文部科学省支援事業)の調査にご協力いただき、お礼申し上げます。この度、関西福祉科学大学と共同で「3軸加速度計を用いた身体的フレイルの発症を予測する指標の開発」(以下「本研究」といいます。)を行う運びとなりましたのでご連絡いたします。 本研究では、3軸加速度計で評価した身体的フレイル発症前の日常生活行動の特性から身体的フレイル発症の予測指標を開発することを主な目的としています。
○この研究の対象となる方は2020年11月01日からの5年後調査の測定を受けた方です。(これから受けられる方も含みます。) ・利用させていただくデータは次の通りです。 年齢、性別、身体組成、3軸加速度計で測定した24 時間行動評価指標(運動・生活活動・座位行動・睡眠)、サルコペニアを含む身体的フレイル評価指標(身長,体重,四肢骨格筋量,握力,歩行速度,開眼片脚立位時間,歩行テスト(通常歩行),膝伸展筋力,5 秒立ち上がりテスト)など
・利用方法は次の通りです。 3軸加速度計で測定した24時間行動評価指標を用いて、関西福祉科学大学の研究グループが開発する身体的フレイル発症の予測指標の解析アルゴリズムの検証を実施します。検証結果を関西福祉科学大学の研究グループと共有し、身体的フレイル発症の予測指標の解析アルゴリズムの汎化能力(未知のデータに対する識別能力)を最大化します。
○この研究は順天堂大学医学部研究等倫理委員会の承認を受けて行われます。 ・研究実施期間 研究実施許可日 ~ 西暦2025年3月31日まで ・研究責任者 田村 好史 ・共同研究先責任者 野村 卓生 (関西福祉科学大学)
○既に測定済みのデータを使用する研究であり、新たな検査や費用が生じることはなく、また、使用させていただいた患者さんへの謝礼等もありません。
○皆さんの情報は、個人を特定できる情報とは切り離した上で使用します。また、研究成果は学会や学術雑誌で発表されることがありますが、個人を特定できる個人情報は含みません。本研究では研究から得られた情報・データ等、またはこれを統計処理した情報・データ等が共同研究先である関西福祉科学大学の研究グループに提供されますが、提供されるデータは個人を特定できないように匿名化処理されたデータであり個人情報は含まれません(歩行動画データの提供を除きます。)。また、提供される歩行動画および歩行機能指標データは、ネットワークから遮断されたパスワードによりアクセス制限されたコンピューターに保存されます。
○調査研究の結果、特許などの知的財産が生じる可能性もございますが、その権利は大学・研究者および共同研究機関に帰属し、あなたには帰属しません。
○この研究は、日本学術振興会科学研究費助成事業( 22H03434)の助成を受けて実施します。そのため、外部の企業等からの資金の提供を受けておりません。研究者が企業等から独立して計画し実施することから、特定の企業が研究結果および解析等に影響を及ぼすことはありません。また、本研究の責任医師および分担医師には開示すべき利益相反はありません。
○先述のデータを共同研究実施のために下記機関に対して提供します。 [主な提供方法]☑直接手渡し □郵送・宅配 ☑電子的配信 □その他 ・関西福祉科学大学保健医療学部(研究責任者 教授 野村卓生)
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「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」第8の1(2)イの規定により、研究者等は、被験者からインフォームド・コンセント(説明と同意)を受けることを必ずしも要しないと定められております。そのため今回の研究では患者さんから同意取得はせず、その代りに対象となる患者さんへ向けホームページで情報を公開しております。
この研究の対象となる患者さんやその代理の方で、患者さんご自身の情報は本研究に利用しないでほしい、他の研究機関に提供しないでほしい等のご要望がございましたら、本研究では利用せず、他の研究機関にも提供いたしませんので、大変お手数ですが下記のお問い合わせ先までご連絡ください。なお、本研究における情報利用へのご了承の有無が今後の治療などに影響することはございません。
【問い合わせ先】
順天堂大学大学院 医学研究科スポートロジーセンター
電話:03-3837-0618(直通)
研究担当者:田端、内藤