日頃より、順天堂大学大学院医学研究科スポートロジーセンター「骨格筋機能が脳血管障害、認知機能障害に及ぼす影響：Community-based study」（文京ヘルススタディー）の調査にご協力いただき、お礼申し上げます。この度、株式会社PixSpaceが本研究に参画し、共同で「AIを用いた3次元画像解析プログラムの共同開発」（以下「本研究」といいます。）を行う運びとなりましたのでご連絡いたします。

本研究では、MRI(磁気共鳴画像)などの2次元医療用画像からAIを用いて3次元立体画像解析を行うプログラミングを共同で開発し、今後の文京ヘルススタディーの解析に活用するのを主な目的としています。

○この研究の対象となる方は、西暦2015年9月01日からのスポートロジーセンターでベースライン調査、および2020年11月０１日からの5年後調査の測定を受けた方です。(これから受けられる方も含みます。)

・利用させていただくデータは次の通りです。

MRI画像データ(頭部、腹部、膝部)

身体特性データ(年齢、性別、身長、体重、体脂肪率など)

・利用方法は次の通りです。

MRI画像データおよび身体特性データを株式会社PixSpaceに提供し、PixSpace社が保有する3次元画像解析AIにデータを学習させ、当センターのMRI解析画像に特化した、3次元画像解析プログラミングを開発します。

○この研究は順天堂大学医学部研究等倫理委員会の承認を受けて行われます。

・研究実施期間　倫理委員会承認日　～　西暦2025年9月30日まで

・研究責任者　　田村　好史

・共同研究先責任者　阪本剛　(株式会社PixSpace)

○既に測定済みのデータを使用する研究であり、新たな検査や費用が生じることはなく、また、使用させていただいた患者さんへの謝礼等もありません。

○皆さんの情報は、個人を特定できる情報とは切り離した上で使用します。また、研究成果は学会や学術雑誌で発表されることがありますが、個人を特定できる個人情報は含みません。本研究では研究から得られた情報・データ等、またはこれを統計処理した情報・データ等が共同研究先である株式会社PixSpaceに提供されますが、提供されるデータは個人を特定できないように匿名化処理されたデータであり個人情報は含まれません。また、提供されるMRI画像データは、ネットワークから遮断されたパスワードによりアクセス制限されたコンピューターに保存されます。

○調査研究の結果、特許などの知的財産が生じる可能性もございますが、その権利は大学・研究者および共同研究機関に帰属し、あなたには帰属しません。

○この研究は、スポートロジーセンターの研究費と日本学術振興会科学技術研究費(若手研究：21K17665)をを用いて、研究者が株式会社PixSpaceと共同研究として実施致します。