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2025.09.18
お知らせ
群馬県太田市と連携し「共創の場」プロジェクトを推進へ
本プロジェクトの研究開発課題5を担当する齋藤貴之リーダー(群馬大学保健学研究科)率いるチームは、2025年8月18日、群馬県太田市の穂積昌信市長・大澤美和子副市長を訪問し、プロジェクト推進に向けた連携強化を確認しました。

群馬大学保健学研究科は医学系研究科・理工学府とともに本プロジェクトに参画しており、齋藤リーダーは「災害時にも住民が安心して医療を受けられる広域医療連携体制の構築」と「心身のストレス克服を支える技術開発」を目指しています。特に、防災教育支援やLoRaWAN(ローラワン)※技術の活用を通じ、太田市をモデルとした地域に根ざした健康・医療の新たな仕組みづくりを進めています。
穂積市長は、理学療法士として医療・福祉の現場経験を持ち、市民との対話と共創を重視する姿勢で市政を展開しています。大澤副市長もまた、太田市初の女性副市長として地域課題に即した実践的な政策運営を担い、両者が一体となって市民生活を支える基盤づくりに取り組んでいます。太田市の重点政策として、「健康・防災・デジタル」の分野を掲げており、本プログラムの理念とも高い親和性があります。
今後は、穂積市長・大澤副市長と共に、「健康×防災×DX」を軸に、日本における“防災と健康に強いモデル都市”の構築を進めていきます。さらに、住民向けの教育システムの整備や保健政策、防災計画の推進を通じて、安心・安全なまちづくりを目指してまいります。
※LoRaWAN®は、少ない電力で広い範囲に通信できる無線の仕組みです。電池で長く動く小さなセンサーや機器を、都市部から山間部までインターネットにつなげることができます。通信は双方向で、多くの機器を同時に扱え、安全に情報をやり取りできる機能も備えています。この特長を活かすことで、河川の水位や災害情報の監視、医療や福祉での見守りシステムなど、人々の安心・安全につながるさまざまな取り組みに利用できます(詳細は LoRa Alliance をご参照ください)。
【参考】
群馬大学保健学研究科ホームページ
https://www.health.gunma-u.ac.jp/
群馬県太田市ホームページ