2章 月経周期と基礎体温

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月経には周期があります。
出血があった最初の日から次の出血の前日までの間隔が25~(  )を正常周期といいます。
(  )に当てはまるものを選んでください。
28 33 38 43
正解「38」
[解説] 月経周期は、出血があった最初の日から次の出血の前日までの間隔が25~38日です。この期間内でも周期が1週間以上変動する場合は「月経不順」、月経が定期的にこないのは「月経異常」、3か月以上月経がない状態が「無月経」です。
これらは正常周期とはいえませんので、養護教諭や婦人科医などに相談しましょう。
月経周期は、大きく分けて「卵胞期」と「(  )期」の2つの周期に分けられます。
(  )に当てはまるものを選んでください。
卵巣 黄体 月経 高温
正解「黄体」
[解説] 月経周期は、月経期と排卵期を境に「卵胞期」と「黄体期」の2つの周期に分けられます。卵胞期は、基礎体温が低下するとともに月経が起こります。黄体期は、排卵後に体温が上昇します。この時期は体調が不安定になりやすく「月経前症候群(PMS)」といわれる不調が現れる人もいます。卵胞期と黄体期の特徴を理解し、月経周期の各時期における自分の身体に起こる変化を知りましょう。
月経中は(  )が下がり、身体のだるさ、頭痛・腰痛等の症状が出てくることがあります。月経が終わりに近づくと、エストロゲンの分泌が始まり、これらの症状も和らぎます。
(  )に当てはまるものを選んでください。
血圧 血糖値 心拍数 体温
正解「体温」
[解説] 月経中は、体温を上げる作用のあるプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されなくなるため、体温が下がります。この低温期は、排卵の時期まで続き、排卵を境に高温期に移行します。
月経終了~排卵までの時期は(  )の分泌が高まるため、心身ともに生き生きと充実した状態になります。
また、(  )が十分な量に達すると下垂体から黄体形成ホルモンが卵巣に分泌され、排卵が起こります。
(  )に共通して当てはまるものを選んでください。
コラーゲン エストロゲン プロゲステロン テストステロン
正解「エストロゲン」
[解説] 排卵を前に、女性らしさを引き出すエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が高まります。エストロゲンは子宮内膜を厚くし、排卵の準備をするとともに、心身ともに生き生きとした状態にします。その後、エストロゲンが十分な量に達すると、下垂体から黄体形成ホルモン(LH)が卵巣に分泌され、排卵が起こります。
排卵後は、プロゲステロンの分泌が高まり、女性の身体は(  )に備えて子宮内膜が増殖を開始し、受精卵が着床しやすい状態になります。
(  )に当てはまるものを選んでください。
月経 妊娠 出産 病気
正解「妊娠」
[解説] 排卵後はプロゲステロンの分泌が高まり、女性の身体は妊娠に備えて子宮内膜が増殖を開始し、受精卵が着床しやすい状態になります。そのため下腹部になんとなく不快感や違和感を感じる人もいます。またこの時期は、心身ともに少し不安定になる時期でもあります。
月経周期の中で、卵胞期は女性ホルモン(A)に影響され、黄体期は女性ホルモン(B)に影響される時期です。
A、Bに当てはまる正しい組み合わせを選んでください。
A. テストステロン B. エストロゲン A. プロゲステロン B. エストロゲン A. エストロゲン B. テストステロン A. エストロゲン B. プロゲステロン
正解「A. エストロゲン B. プロゲステロン」
[解説] 月経周期の中で、卵胞期はエストロゲン(卵胞ホルモン)に影響され、黄体期はプロゲステロン(黄体ホルモン)に影響される時期です。エストロゲンの分泌が高まる卵胞期は、下腹部痛、頭痛、下痢、胃痛、吐き気、倦怠感などが症状として現れ、プロゲステロンの分泌が高まる黄体期は、むくみ、イライラ、体重増加、乳房痛、腹部痛、肌荒れなどの症状が現れる人もいます。
今の自分が月経周期のどの位置にいるのか、(  )を測ることでわかります。
(  )に当てはまるものを選んでください。
基礎体力 基礎代謝 基礎体温 基礎知識
正解「基礎体温」
[解説] 今の自分が月経周期のどの位置にいるのかは、基礎体温を測ることでわかります。基礎体温は、基礎体温計で測ることができ、最近ではパジャマにつけておくと寝ている間に測定してくれる体温計もあります。また、様々な記録ができる基礎体温アプリもありますので、自分に合ったものを選びましょう。基礎体温は継続して記録していくことが重要です。
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基礎体温とは、具体的に1日の中でいつの体温を指すでしょうか?
夜、寝る前 睡眠中 朝、目覚めた直後 最も活動的な時間帯
正解「朝、目覚めた直後」
[解説] 基礎体温とは、人の安静時の体温のことです。具体的には、1日の中でも人の体温が最も低い朝、睡眠から目覚めた直後の体温を指します。月経から排卵までが低く(低温期)、排卵後に高くなること(高温期)が一般的です。アスリートは基礎体温測定を習慣にすると良いでしょう。
基礎体温を記録しグラフ化することで判断できることがあります。
下図のように、基礎体温に変化がなく、(  )のまま月経がくる場合は、身体が正常ではないサインです。
(  )に当てはまるものを選んでください。
基礎体温に変化がないパターン
低温期 高温期 卵胞期 黄体期
正解「低温期」
[解説] 一般的に、排卵をきっかけに低温期から高温期に移行する際に、基礎体温は0.3℃以上上昇します。基礎体温を測ることで体調の変化などを読みとることができ、低温期と高温期が二層に分かれない場合は排卵がない(無排卵の)可能性があります。
月経がきていても、低温期と高温期の分かれ目がなく、基礎体温に変化がない場合は(  )の可能性があります。このような症状を(  )性周期症といいます。
(  )に共通して当てはまるものを選んでください。
無排卵 無自覚 無変化 無体温
正解「無排卵」
[解説] 月経がきていても無排卵の場合もあります。基礎体温に低温期と高温期の分かれ目がない人は、無排卵性周期症といい、身体が正常でないサインです。長期にわたる「無排卵性周期症」は、将来の骨粗しょう症や子宮体がんの発生リスクを高める可能性があります。原因として、エネルギー不足や女性ホルモンの異常も考えられるので、婦人科を受診しましょう。
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