電子顕微鏡ボリュームイメージングによる神経回路研究の最前線

演者：大野伸彦先生  自治医科大学医学部解剖学講座組織学部門
日時：6/23（金） 17:00~
会場：7号館5階NSカンファレンスルーム

要旨

近年、数百～数千枚の連続電子顕微鏡画像を取得し、微細構造を3次元再構築する電子顕微鏡ボリュームイメージングが、様々な生命科学分野における微細形態解析を大きく変えつつある。光電子相関顕微鏡法に加えて人工プローブなどによる標識技術も進歩し、さらに機械学習による自動セグメンテーション技術の向上は、画像データの解析コストの低減に大きく貢献している。本セミナーでは最近の応用研究を紹介しながら、こうした電子顕微鏡ボリュームイメージング技術の動向について議論したい。

References
Tanaka et al. Glia 2021
Morizawa et al. Nat Neurosci 2022
Nakamura et al. Elife 2023.

問い合わせ:老人性疾患病態・治療研究センター 内山安男、谷田以誠
y-uchi@juntendo.ac.jp , tanida@Juntendo.ac.jp, 内線3601