内在性タンパク質を高精度光線‐電子相関顕微鏡法で解析可能に - 病態マウスモデルやヒト組織での病態解明へと応用に期待 - 研究成果がHeliyonに掲載

2023.07.19

内在性タンパク質を高精度光線‐電子相関顕微鏡法で解析可能に - 病態マウスモデルやヒト組織での病態解明へと応用に期待 -

 我々は、抗原抗体反応*1およびアフィニティ標識法*2を高精度光線-電子相関顕微鏡法*3に応用することに世界で初めて成功しました。これまでの高精度光線-電子相関顕微鏡法では蛍光タンパク質など遺伝子操作による組換えタンパク質の発現が必要でした。本研究では抗原抗体反応、あるいは、アフィニティ標識法を用いて、遺伝子操作なしに高精度光線-電子相関顕微鏡法を用いてミトコンドリア、ゴルジ体、多胞体の超微形態を解析できることを示しました。この研究は、組換えタンパク質を使う必要がなく、抗原抗体反応を応用できることから、病態マウスモデルや神経変性疾患を含む多くのヒト病理組織における形態解析への応用が期待されます。

本研究成果のポイント

  • 抗原抗体反応およびアフィニティ標識法を高精度光線-電子相関顕微鏡法に応用
  • 遺伝子操作なしに特定の細胞・オルガネラの超微形態解析が可能に
  • 将来的には病態マウスモデルやヒト組織での病態解明へ

これらの研究成果は科学雑誌Heliyonに発表されました。

Application of immuno- and affinity labeling with fluorescent dyes to in-resin CLEM of Epon-embedded cells.

Tanida I, Yamaguchi J, Suzuki C, Kakuta S, Uchiyama Y. Heliyon. 2023 Jun 17;9(6):e17394.

詳しくはプレスリリースを御覧ください。