ロコモニタープラスは、順天堂大学が開発した日本初のロコモティブシンドローム(ロコモ)研究アプリケーションです。
アンケート型・センシング型の調査項目を併用し、かつてない規模で人々のロコモ度を調査することを目的としています。 さらに、回答データを即座に分析し、ひとりひとりに最適なロコモ予防・改善アドバイスを提供します。
ロコモとは、「運動器の障害により移動機能が低下した状態」のことです。
ロコモを招く代表的な疾患には「骨粗しょう症」・「変形性膝関節症」・「変形性脊椎症」の
3つがあり、そのいずれかを一つでも有する人は国内で約4,700万人にも上ります*1。また、日本人が要介護・要支援におちいる原因の第1位は「運動器の障害」であり*2、自立的に生活できる生存期間=健康寿命をのばす上で、いかにロコモを予防・改善するかが注目されています。
*1 Yoshimura N, et al., J Bone Miner Metab 27: 620-628,
2009
*2 厚生労働省「平成25年国民生活基礎調査」
出典:ロコモ チャレンジ!推進協議会ホームページ
日本整形外科学会が提唱する3つのロコモ度テストを、アプリ上で簡単に実施できます。さらに、歩数や座りっぱなしの時間などの活動データを24時間自動測定します。AI(人工知能)の機械学習を駆使した最先端の測定技術で、診察室では得られない客観的かつ継続的なデータを簡単に記録できます。
ロコモニタープラスは回答内容を分析し、あなたに最適な健康改善プログラムを配信します。プログラムは、順天堂大学が弘前大学・立命館大学・筑波大学・京都大学と共同開発したものです。 ロコモ度の推移や、同性同世代のユーザ内でのランキングがグラフで表示されるので、健康状態の変化を一目で実感できます。
膝痛・腰痛対策の運動や栄養バランスなど、ロコモを予防・改善するためのコンテンツを多数収録しています。これまでロコモという言葉を知らなかった人でも大丈夫です。
法人向け健康管理Webサービス
企業・自治体・介護施設などでのロコモ対策にも対応しています。
ロコモニタープラスを使えば、企業の産業医は従業員の、自治体の保健行政の担当者は地域住民の、施設のヘルパーは入所者のロコモ度データを一覧でき、健康改善プログラムの実施状況も確認できます。ロコモニタープラスを、企業の健康経営やヘルスプロモーションにご活用下さい! (Webサービスの詳細は locomonitor@juntendo.ac.jp までお問合せ下さい)
皆さんから集まったロコモに関するビッグデータは、ロコモの実態解明や治療法開発につながる医学研究に役立てられます。ロコモニタープラスは、ロコモに関する世界最大規模の医学研究プロジェクトです。 このような医学研究は、従来は被験者の方々にも通院などの負担がかかりましたが、ロコモニタープラスはスマートフォンで完結する次世代型の医学研究です。
革新的イノベーション創出プログラム
本研究は、文部科学省と科学技術振興機構が推進する「革新的イノベーション創出プログラム」(Center of
Innovation=COI)の中核研究機関として順天堂大学が取り組んでいる、「ロコモ予防・改善のための健康・医療イノベーション」プロジェクトの一環です。
https://www.juntendo.ac.jp/coi-s/
ロコモニタープロジェクト 研究責任者
順天堂大学医学部整形外科学講座 石島旨章
〒113-8421 東京都文京区本郷2-1-1
ロコモニター 開発者
順天堂大学医学部5年 吉村祐輔(2018年リリース当時)
プロジェクトチーム(2022年)
内藤 久士 Hisashi Naito
順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 教授
町田 修一 Shuichi Machida
順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科 教授
平澤 恵理 Eri Hirasawa
順天堂大学大学院医学研究科老人性疾患病態・治療研究センター 教授
濱田 千江子 Chieko Hamada
順天堂大学保健看護学部 教授
石島 旨章 Muneaki Ishijima
順天堂大学大学院医学研究科整形外科・運動器医学 教授
長尾 雅史 Masashi Nagao
順天堂大学革新的医療技術開発研究センター 特任准教授
金子 晴香 Haruka Kaneko
順天堂大学医学部整形外科学講座 准教授
吉村 祐輔 Yusuke Yoshimura
虎の門病院
プライバシーポリシー
https://locomonitor.jp/privacy.html
お問い合わせ
locomonitor@juntendo.ac.jp
順天堂大学医学部整形外科学講座、大学院医学研究科整形・運動器医学
https://www.juntendo.ac.jp/staff/seikei/