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米国NCAA WCAと日本のWCAについて「第8回IWG世界女性スポーツ会議」で合同発表を行いました

お知らせ

2022.12.26
ニュージーランド・オークランドにおいて、2022年11月14日~17日、「第8回IWG世界女性スポーツ会議」が開催されました。会議の1つのセッションの中で、アメリカの「NCAA Women Coaches Academy」(以下NCAA WCA)と日本の「女性リーダーアカデミー」(以下WCA)が合同発表を行いました。興味関心の高さから、発表会場はあっという間に満席になり、参加者が入りきれなくなるほどの大盛況でした。
米国NCAA WCAの講師であり、日本のWCAの講師でもあるリズ・メイソン先生は2003年にNCAA WCAが始まった歴史を話しました。そして、女性スポーツ研究センター(以下JCRWS)の小笠原悦子センター長、鯉川なつえ副センター長が行った発表では、2014年にNCAA WCAへ参加した際のエピソード、アメリカと日本のWCAにおけるプログラムの違い、女性だけの環境であることの価値などが紹介されました。

米国NCAA WCAについて発表するリズ・メイソン先生
日本のWCAについて発表する小笠原悦子センター長(右)と鯉川なつえ副センター長

日本でWCAが開催されるようになったきっかけとして、「日本で見たことのないような刺激的な米国NCAA WCAに参加したことで、すぐに日本でのWCA開催を決めた(参加して9ヶ月後の2015年より開催)」と小笠原センター長が語ると、会場から大きな拍手が湧き起こりました。
続いて、鯉川副センター長からは、NCAA WCAに参加したことで起きた心の変化について共有されると、再び大きな拍手が起きました。
両国WCAの相違点、アメリカと日本の文化の違いについても解説がなされました。日本では、大学レベルの女性コーチが少なく、管理栄養士やトレーナー、学校の先生などがコーチングに関わっていることから、日本のWCAでは、対象者が幅広くなっていること。また、アスリートの身体的なケアを専門スタッフが担っているアメリカと違い、システムがまだ整っていない日本では、コーチングだけでなく、メディカルや栄養に関する知識を得るためのプログラムが盛り込まれていることが紹介されました。これに対し会場からは、素晴らしいプログラムであるとの称賛を受けました。

WCA講師としてお馴染み、リサ・オキーフIWG事務局長(右から2番)と一緒に

また、修了生と継続した関係を築く方法として、日本ではJCRWSがアカデミックなレベルで情報発信するセミナー(WCAフォローアップセミナー)を開催していることや、修了生同士がネットワークを構築し続けていることが紹介されました。
質疑応答では会場の参加者やカンファレンスアプリケーションから多くの質問が寄せられました。アカデミーを開催するための資金に関する質問では、日本のWCAにおける順天堂大学のサポートを例に挙げ、アカデミー開催を実現するためのアイデアの1つとして、大学との連携についても提案がなされました。
さらに、発表者や参加者の経験が共有されるなど、活発なセッションとなりました。



「第8回IWG世界女性スポーツ会議」
開催日程:2022年11月14日~17日
開 催 地 :オークランド(ニュージーランド)

※「IWG世界女性スポーツ会議」については「世界女性スポーツ会議」ページをご参照ください
※「第8回世界女性スポーツ会議」の報告はこちら

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