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「第26回秩父宮記念スポーツ医・科学賞 奨励賞」受賞のご報告

お知らせ

2024.03.26
主催の(公財)日本スポーツ協会(JSPO)より、小笠原悦子センター長に賞状が授与

3月18日、日本青年館において、「第26回秩父宮記念スポーツ医・科学賞」表彰式が高円宮妃殿下ご臨席のもとに行われました。
2014年のセンター設立から10年目に当たる節目の年に、このような栄誉ある賞を受賞させていただき、設立時のミッションが確固たるものであったこと、またその道程で多くの皆様にご支援を賜りましたこと、この場を借りて心より深く感謝申し上げます。

女性アスリートへの科学的サポートに関する視点が国内では未成熟な中で、研究成果をもとに研修会や講習会等において知見を提供し、競技力向上のみならず、女性とスポーツの在り方への洞察や男女共同参画にも好影響を与えてきたこれまでの功績が評価され、本奨励賞の受賞となりました。
※同賞を大学組織・施設が受賞するのは初

以下が、受賞理由の概要となります。
・「女性アスリート戦略的強化支援方策レポート(2013年)」を作成、その研究活動を基盤に順天堂大学に女性スポーツ研究センターを開設(2014年)し、国内初の女性スポーツの研究・支援拠点を設置した。
・女性アスリートのコンディショニングや女性リーダーの育成・スポーツ参加促進の方策提案等、常に新たなテーマへの挑戦と数多くの研究を行い、その成果を発表している。
・順天堂大学医学部附属順天堂医院および浦安病院の2ヵ所で、女性アスリートが健康で長期的に高い競技力を継続できるよう医学的側面から総合的に支援する日本初の女性アスリート外来を開設した(2014年)。
・医学とスポーツの研究・実践に長年取り組み、着実に実績を挙げ、コンディション管理に役立つ「女性アスリートダイアリー」などの各種ツールの開発および、「女性リーダーアカデミー」の開催や、女性アスリートに対する研修等の啓発活動を積極的に実施した。

今後も、女性スポーツ研究センターが掲げたミッションの遂行、さらなる発展を目指し、不断前進してまいります。

「秩父宮記念スポーツ医・科学賞」

生涯を通じてスポーツに関心をお寄せになり、スポーツの宮様として親しまれた故秩父宮殿下。故秩父宮妃殿下におかれましてもスポーツ界に対するご理解が深く、数多くの宮杯等をスポーツ団体へ御下賜されました。本賞は、故秩父宮妃殿下からの御遺贈金をもとに設立された基金により、スポーツ界の更なる発展のために日本スポーツ協会(JSPO)がスポーツ医・科学の分野を対象に創設、平成9年度より表彰式を実施しているものです。「奨励賞」は、スポーツ医・科学についてよく研究し、その研究成果が十分にスポーツの現場に活かされ、我が国スポーツの普及発展又は競技力の向上に顕著な実績をあげた者又はグループに与えられます。

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