2012年4月21日(土)、順天堂大学本郷キャンパスにて、「女性スポーツサミット2012」を開催しました。当日は80名を超える参加者にお集まりいただき、大変活発なディスカッションが行われました。
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ご挨拶
共催組織である文部科学省スポーツ・青少年局競技スポーツ課杉浦久弘課長、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)山口香理事よりご挨拶いただき、主催者を代表して順天堂大学スポーツ健康科学部野川春夫学部長が挨拶をいたしました。
杉浦久博文部科学省競技スポーツ課長
山口香JOC理事
野川春夫順天堂大学スポーツ健康科学部長
パネルディスカッション
国際女性スポーツワーキンググループ(IWG)共同議長であるMs. Raija Mattilaは、女性スポーツの世界的な歴史・取り組みを紹介し、トップアスリートの課題と問題点をあげました。そして、国際オリンピック委員会(IOC)と国際競技団体(IF)の女性をスポーツに参画させるための取り組みについての発表を行いました。
Ms. Raija Mattila IWG共同議長
次に国立スポーツ科学センター(JISS)情報研究部副主任研究員の和久貴洋氏から、女性アスリートにおけるパフォーマンス向上の視点として、エリートスポーツにおける競争構造、パフォーマンス向上における枠組みと構成要素、メダルポテンシャルアスリートのメダル獲得成功率について説明・発表を行いました。
2名のパネリストからの発表を受け、参加者からたくさんの質問が上がり、積極的なディスカッションが行われ、日本の女性アスリートの競技力向上に関しての貴重なご意見をいただきました。
コーディネーターは、Dr. Anita White (順天堂大学マルチサポート事業海外アドバイザー)が務めました。
2名のパネリストからの発表を受け、参加者からたくさんの質問が上がり、積極的なディスカッションが行われ、日本の女性アスリートの競技力向上に関しての貴重なご意見をいただきました。
コーディネーターは、Dr. Anita White (順天堂大学マルチサポート事業海外アドバイザー)が務めました。
和久貴洋JISS情報研究部副主任研究員
パネリストの発表後、活発な意見交換が行われた
女性アスリートの戦略的強化支援方策レポート
順天堂大学マルチサポートプロジェクト井上雄平委員から、現在作成中の日本の「女性アスリートの戦略的強化支援方策レポート(ドラフト)」について、女性アスリート支援の背景や女性の視点を考慮に入れた女性アスリート支援の必要性などを説明しました。そして、課題に基づく戦略的強化支援方策レポートを作成するために、分科会において、国内外の関係者からの活発な意見交換を行っていただきたいとお願いしました。
「戦略的支援方策レポート」の作成背景や構成内容等を説明した井上雄平委員
分科会
参加者に3つのグループに分かれていただき、それぞれの会議室にてテーマ別ディスカッションを行いました。
分科会1
<テーマ>
女性アスリートの潜在能力を最大限に引き出すための提案
<コーディネーター>
ヨーコ・ゼッターランド氏(前マルチサポート事業アドバイザリーボード委員)
<内容>
女性アスリートが直面しやすい身体・生理的、心理・社会的な課題に対して効果的に対応するために、どのようなプログラム・政策を導入すべきか?
分科会2
<テーマ>
女性アスリートの高い国際競技力を継続的に維持、向上させるシステム構築の提案
<コーディネーター>
山口 香氏(JOC女性スポーツ専門部会部会長)
<内容>
トップレベルの女性アスリートを効果的に育成・支援するために、文部科学省、JOC、JISS、競技団体等の各関連組織はどのような役割を果たすべきか?また、各機関の協力体制はどうあるべきか?
分科会3
<テーマ>
女性アスリートの戦略的強化支援方策に関する評価指標
<コーディネーター>
杉田正明氏(タスクフォースWT(女性アスリート戦略的強化支援担当)リーダー)
<内容>
女性アスリートのための支援プログラム・システムの効果を将来的に評価する際に、どのような指標を採用すべきか?
<テーマ>
女性アスリートの潜在能力を最大限に引き出すための提案
<コーディネーター>
ヨーコ・ゼッターランド氏(前マルチサポート事業アドバイザリーボード委員)
<内容>
女性アスリートが直面しやすい身体・生理的、心理・社会的な課題に対して効果的に対応するために、どのようなプログラム・政策を導入すべきか?
分科会2
<テーマ>
女性アスリートの高い国際競技力を継続的に維持、向上させるシステム構築の提案
<コーディネーター>
山口 香氏(JOC女性スポーツ専門部会部会長)
<内容>
トップレベルの女性アスリートを効果的に育成・支援するために、文部科学省、JOC、JISS、競技団体等の各関連組織はどのような役割を果たすべきか?また、各機関の協力体制はどうあるべきか?
分科会3
<テーマ>
女性アスリートの戦略的強化支援方策に関する評価指標
<コーディネーター>
杉田正明氏(タスクフォースWT(女性アスリート戦略的強化支援担当)リーダー)
<内容>
女性アスリートのための支援プログラム・システムの効果を将来的に評価する際に、どのような指標を採用すべきか?
それぞれの分科会ではたくさんの意見が出され、時間をオーバーするほど盛り上がった
分科会1~3において話し合われた内容についてそれぞれ発表が行われ、女性スポーツの現状、課題、提案等が報告されました。
分科会1の発表を行った小仲京子 順天堂大学
マルチサポート事業プロジェクト委員
マルチサポート事業プロジェクト委員
分科会2の発表を行った鈴木友也 順天堂大学
マルチサポート事業プロジェクト委員
マルチサポート事業プロジェクト委員
分科会3の発表を行った貝原輝美 順天堂大学
マルチサポート事業プロジェクト委員
マルチサポート事業プロジェクト委員
最後に、コーディネーターのDr. Anita White(順天堂大学マルチサポート事業海外アドバイザー)と本事業責任者の小笠原悦子教授から、これからの日本における女性スポーツへの取り組みに関して、各参加者に協力を依頼し閉会しました。
女性スポーツを世界的に牽引してきたDr. Anita White 順天堂大学マルチサポート事業海外アドバイザー
小笠原悦子事業責任者は、日本における女性スポーツへの取り組みに関して、熱く協力を呼びかけた